着せ替え
PAMSで制作させて頂いたZ1です!今回のメインは、スポークホイール&ワイドアルミリムからレスターに履き替えです。オーナー様が長い時間をかけてやっと手に入れた3.00レスターを更に、磨き込んでの装着です。このサイズはかなりレアですね。ホイールの内側が黒なので、締まって見えます。...
View Articleボーリング
シリンダーブロック(スリーブ)のボーリング&ホーニング。割と内燃機加工メニューでは聞き慣れたものだと思います。でも単に穴を掘れば良いという訳でもなく。オリジナルパーツの一つ「ESTスリーブ」をリリースしてから、それまでにも増してボーリング&ホーニングの勉強をしてまいりました。どの加工もそうなのですが、本当に突き詰めるほどに奥の深さを実感します。画像は専用トルクプレートにブロックを挟み込み精密ボーリン...
View Articleconvert kit
今日も夜な夜な加工仕事。 状況によっては少々頼りない発電系を現代レベルまで引き上げたい。勿論、純正ノーマル部品はとっくに廃盤となっています。 しかもカバー外観は変えずに中身だけ。 STDマグネットローターの傷みやコイル側のリークトラブル等が増加する昨今。現代基準で製作された部品の組み合わせとアダプターという構成でクリアできそうです。...
View Articleご質問有難うございます
ここ数日ブログでご紹介させて頂いたマグネットローターやステーターコイルについて多くのご質問を頂きましたので、簡単にまとめてみたいと思います。最初に、このプロジェクト自体が動き始めたのはそれほど大昔の話ではないのですが、構想自体はそれこそ10年以上も昔から抱いていたものです。ただしお問い合わせの多い「左バンク角確保」の為ではなく、元々はあまりにも現代の基準でみると頼りない発電容量しか持たないMK2以前...
View Articleヘリサートコイルの選択
今迄にも何度か書いてきたのですが、ヘリサートコイルの長さについて。以前に分解修理したエンジンでたまに出て来るのですが、短すぎるヘリサートコイル。カムシャフトの脱着を繰り返すと、スプリングのテンションによってネジ山は入り口から次第に傷んで壊れてしまうのですが、それを補修する為にヘリサート加工を施すのは良いとして、写真の様に短いものを使ってしまうとコイルを保持するヘッド側のアルミの面積あたりの負担も大き...
View Article気持ちよいポイント
永く頑張ってきた車両をレストアや整備をし調子よく乗れるようにする事は気持ちが良いものです。その中でも幾度となく交換してきた箇所ではありますがいまだに交換すると達成感を得られ気持ちが良い個所があります。ひとつは組みつけてしまうと見えなくなってしまうのですが、ドラムブレーキカムのダストシールドです。新品は白く、フェルトのようなもので出来ていて交換するととても気持ち(作業者)が良いです。ブレーキシューを交...
View Articleシリンダースタッドボルト
Z系のシリンダーブロックは、長年使っているとライナーが緩んでしまうという問題はあるものの、エンジン分解時にシリンダースタッドが腐食固着してブロックが抜き取れないという事はまずありません。知ってる人は知っていますが、同年代のホンダCB-FやスズキのGS系に比べると分解するだけなら割と難易度は低かったりします。さて、トラブルの起き難いZのシリンダースタッドではありますが、当然の事ですが経年劣化はあります...
View Article焼結合金
空冷ZのシリンダーヘッドOH時には、交換を要する可能性の高いパーツでもあるバルブガイド。このバルブガイドには各メーカー、またはショップオリジナルで様々な形状や材質が存在しています。組み合わせるバルブ材質や使用条件によって一概には言えないとお断りした上で、一般的使用(ストリート)では、やはり銅系材で製作された物よりも2輪4輪問わず広く純正シリンダーヘッドに使用される鉄系ガイドに耐摩耗性と言う面では分が...
View Article下穴
ステムシールを交換したにも関わらず、オイル下がりが一向に収まらないといったケースの場合、各部に目立たないヘアクラックの様な物が存在していたり、又はガイドの入る「下穴」の状態に問題を抱えているケースも少なくありません。この辺りは、一般的に内燃機加工業者さんの腕の見せ所となるのですが、下穴径とガイド外径との締め代も重要です。緩すぎればそこからオイルの侵入を招いたり、最悪な場合はガイドが上下に動いてしまっ...
View ArticleZ1 or MK2 ?
先だって少しご紹介したMK2・STDタイプオート(マニュアル操作可)テンショナーのプロトタイプボディに続き、Z1タイプのプロトタイプボディが完成。向かって右が純正で左が今回出来上がったプロトボディです。完全なCOPY製品を目指しているわけではないので、細部のディテールに関しては機能優先としています。敢えてデザイン的に強度を優先した後記型をモチーフにしていますが、このZ1タイプの面白い所は、そう見えて...
View Article夏季休暇のお知らせ
誠に勝手ながら8月12日(水)~15日(土)迄を、夏季休暇とさせて頂きます。 尚、8月16日(日)から通常営業となっておりますので、宜しくお願い致します。 猛暑と言われる今年の夏ですが、皆様もお体をご自愛くださいませ。
View Articleスリーブ緩みの目安
以前にも記事にはさせていただいていますが、Z1系に非常に多いシリンダースリーブ緩みの目安について。シリンダーヘッドを外した際に、シリンダーブロックのデッキ面に鋳造加工時の歪を逃がす為のものかと推察される窪みがあります。本来この部分の近くにはオイルラインは無いので乾いている筈なのに、液体状態のオイルが溜まっている場合、シリンダースリーブが緩んでクランクケース側からのオイルがブロックとの隙間を登ってヘッ...
View Articleタペット調整
短い夏季休暇を終え、昨日より通常営業となりましたPAMSです。この数日間は断続的に良く雨が降り、一時の猛暑からは幾分暑さが和らいだ気がします。さて、夏休み気分から仕事モードに切り替えます。今まで何台Zのタペット調整をさせて頂いたのだろう?...
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